共用サーバから乗り換える格安VPS

独自ドメインで自分のウェブサーバやメールサーバを運用するだけであれば共用サーバでも十分なわけですが、デフォルトで入っていないツールが使いたい時など、できないわけじゃないけど共用サーバなので非常に手間がかかるのであきらめてしまうということが少なからずあったりする。そこで、この機会にVPSに乗り換えようかと思い立ったわけだ。

とはいっても今使っているさくらインターネットの共用サーバは、共用とはいってもマルチドメインが使えて、PHPもMySQLも使えて、sshでログインできて、しかも料金は年5000円という低価格。そこから乗り換えることを考えると価格を重視してVPSを探さなければということになる。

しかし、検索するとすばらしい比較サイトがあり、結論からいうとここを見ればだいたい事足りると言っていいだろう。ここもすばらしい比較サイトで、妥当性はわからないが性能についてのベンチマーク結果もあり非常に参考になる。ただ、さくらの社長が書いているものなので、ここで手放しにほめるのもあれだとは思う。

他にも検索してみたが、格安で選ぶとなると上記サイトの3つの候補、さくらのVPS・SaaSeSのOsukini Server・ServersMan@VPSの3つですべてである。ServerQueenというところもあったが、ServersManと似たような内容なので対象外とする。

ここでServersManと似ているという理由で簡単に切り捨てたのにはわけがあって、OpenVZによる仮想化はVPSとしてはいまいちだからだ。OpenVZではXenやKVMによる仮想化と異なりマシンレベルでは仮想化されていない。そのため集約度が高いという利点はあるが、仮想化は完全ではなく、共用サーバの共用であると言う部分が理由で乗り換えるときに選択肢としては不適切だろう。

というわけで選択肢はさくらとSaaSesの2つとなる。SaaSesは値段が圧倒的に安いが、初期費用がかかるのが欠点である。また、さくらにはコンソールがあるがSaaSesにはコンソールがないというのが圧倒的に心配である。さくらの方が実性能はよいらしいが、SaaSesはディスク容量が圧倒的である。

上記のように一長一短ではあるが、コンソールがないというのは設定ミスなどでネットワークからログインできなくなるとデータをすべて捨てて再インストールしか手段がないということで、メールも含めてドメインを運用するには不安と言うことでメインはさくらにすることにした。ちなみに、普通に考えれば仮想サーバなのでディスクイメージのバックアップとリストアという運用がよいのだが、格安のVPSでそういったものに対応しているのはないようだ。

実はさくらのVPSは以前にも試用したことがあるのだが、同じアカウントで今回契約してみると再度試用期間があった。細かいことだが得した気分である。上で”メインは”と書いたのは実は意味があって、SaaSesのほうも契約したのだ。サーバ2台体制でバックアップなどディザスターリカバリーを考慮して運用していきたい。