2000年6月

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私が捜した少年 – 二階堂黎人

短編集。蘭子物ではない。 主人公の探偵は幼稚園児で、でも大人みたいな口をきくのだ。 まぁ、おもしろい話。 一応ミステリだが、トリックとかより幼稚園児の不釣合いなセリフがおもしろい。

殺意の集う夜 – 西澤保彦

山奥の別荘で台風で道がふさがれて閉じ込められる。 そんな典型的なミステリ。 最初、設定が不自然すぎと感じたが、 それも実はストーリーの一部なのかもしれない。 最後に大きなトリックがひとつ明かされるが、 それがパターン的にはありえるが、内容からするといまいちうまくない感じ。

水上音楽堂の冒険 – 若竹七海

これもが学園もの。 大学に合格した高校生たちが卒業式を目前に事件に遭遇する。 主人公は頭を打っておかしくなったようだった。 しかし、実はそんなにおかしくなってるわけでもなかったのだ。 そのことに気付くと事件は急展開。 最後にはお約束のどんでん返しもあり。 わりとおもしろい感じ。 ただ、キチガイって連発してるけど、これはいいのかな。

奇跡島の不思議 – 二階堂黎人

これは蘭子ものではない。 最初に出てくる怪しげな人物が意外にも探偵で水乃サトルなのだ。 いわくつきの洋館が建っている無人島が舞台という典型的なミステリで、 大学生がサークル仲間でそこに行き事件がおきるという話だ。 若干やな感じのところもあったけど、全体的には楽しめる。 というか、やっぱミステリはこうでなくてはといった感じ。

瞬間移動死体 – 西澤保彦

なんと主人公はテレポートが出来るのだ。 それで、妻を殺しに行こうとして失敗するのだけど、 殺人事件に巻き込まれてしまう。 意外性のあるストーリーだけど、 いまいち理不尽なところも多くて、 なにより、テレポート関係の説明がくどい。 悪くはないけど、読んでて疲れる感じ。