1999年9月

幻惑と死と使途 – 森博嗣

S&Mシリーズ6作目の幻惑の死と使途です。 やはり良いです。Vよりこっちのが良いね。 最近は売れるようになったから手を抜いてるのかな。 手品師の話。 殺人の舞台が手品師たちなので、トリックの存在を考えてしまい、 本質を見逃してしまう。 最初に少しだけ出てくる杜萌が良い。こういうキャラ好き。 流れ的には、次の本に出てきそう。 それで、やはり良いのはアイデンティティの境界があいまいになるところ。 四季 […]

人形式モナリザ – 森博嗣

Vシリーズ2作目の人形式モナリザです。 S&Mシリーズは主人公が2人ですが、Vシリーズは主人公が4人なのです。 このあたりが第2シリーズの余裕でしょうか。 いつにもまして、森ワールドが繰り広げられています。 練無も元気です。彼はれんちゃんと呼ばれています。 そして、たくさん人形が出てきて、モナリザなのです。 ちなみに、絵を盗んだのは意外な人でした。 そして、現代のミステリは精神世界の中で繰り広げら […]

スウェーデン館の謎 – 有栖川有栖

有栖の館シリーズ、ではなくて、国名シリーズです。 国名シリーズは、アリスと火村教授のコンビが活躍します。 もうひとつ、アリスと江神先輩のコンビが活躍するシリーズもありますが、 どちらかというと先輩のほうが好きです。 大学のミステリ研という年代設定のためか、冒険というにふさわしい、 非日常で緊張感あふれる話なのです。 それに比べて教授のほうは、少しおとなしい話です。 しかし、それは教授のほうは面白く […]

封印再度 – 森博嗣

巷では、人形式モナリザが発売されましたが、 犀川&萌絵シリーズ第5弾の封印再度です。 鍵のかかった箱とその鍵の入った壷があって、 壷の口より鍵が大きくて取り出せない、という話です。 それでトリックは、ほんとにこんなのありか?って感じです。 しかし、話は相変わらず面白いです。 2つの考えうる真相のうち、どちらが本当に真相であっても、 本質的に差異はないのです。 笑わない数学者のときと、似ています。 […]