1999年8月17日

誰彼 – 法月綸太郎

法月綸太郎の第3作。 作者と同盟の探偵、法月綸太郎が登場する。 新興宗教の内部を舞台とした事件だが、死体が誰なのかあやふやな話。 その人がその人であることの不確かさはよくわかるが、 真実がひっくり返ったときの落差が少なく、消化不良気味。 密閉教室にもいえるが、状況が誰が犯人でも紙一重で、 あまり結末に感慨が沸かない。